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【2026年版】採用代行・RPO会社おすすめ10選|採用工程・料金・対応職種・体制を比較

部署:人事・採用担当者部署:経営者・責任者レベル:実践採用DX、業務効率化採用マーケティング
採用担当者が比較資料を確認しながら、採用代行・RPO会社を6つの基準で比較している様子

採用代行・RPO会社を探すと、知名度や「導入社数」で比べたくなります。しかし、それだけで選ぶと、自社が任せたい業務と会社の支援範囲が合わないことがあります。

採用戦略から任せたい企業と、スカウト送信や日程調整だけを外注したい企業とでは、合う会社が違うためです。

結論として、RPOは「どの会社が一番か」ではなく、支援工程、得意職種、料金、採用チャネル(求人媒体や人材紹介などの採用経路)、レポート・改善、支援体制の6つの基準をそろえて比較することから始めます。

この記事では、2026年8月31日時点の各社公式情報をもとに採用代行・RPO10社を比較します。そのうえで、自社に合う委託先を絞り込む手順まで整理します。最初の一歩は、自社の採用工程と工数を整理し、どの業務を任せるかを決めることです。

採用代行・RPOは「何を任せるか」を決めてから会社を選ぶ

採用代行・RPO(Recruitment Process Outsourcing)とは、企業が採用活動の一部または複数工程を外部の専門会社へ委託する仕組みです。この記事では、採用代行とRPOをまとめて「RPO」と呼びます。

厚生労働省が2026年8月28日に公表した2026年7月分の一般職業紹介状況では、有効求人倍率は1.18倍、新規求人倍率は2.10倍でした。採用環境は業界や職種によって異なります。ただ、複数の採用チャネルを管理しながら候補者対応や選考を進める企業では、採用担当者の工数をどう配分するかが課題になります。

RPOを比較するときは、まず自社の課題を次の4タイプに分けると候補を絞りやすくなります。

自社の課題向いているRPO主に任せる業務社内に残す業務
採用戦略から立て直したい戦略・総合型課題分析、要件整理、チャネル設計、運用、改善経営判断、採用方針の承認
応募者対応で手いっぱいオペレーション・BPO型ATS運用、日程調整、連絡、事務局選考判断、候補者への訴求
スカウト採用を強化したいダイレクトリクルーティング型媒体選定、候補者抽出、スカウト、分析採用要件、面接、最終判断
面接工数・面接品質が課題面接支援型面接設計、面接実施、面接官育成評価基準の最終決定、採用判断

表は、左端で自社の課題に近い行を探し、その行の「向いているRPO」と「主に任せる業務」を見る順に読みます。右端の「社内に残す業務」は、委託しても自社で担う業務を示しています。なお、ATSは応募者管理システム、ダイレクトリクルーティングは企業が候補者に直接働きかける採用手法のことです。

採用課題を戦略・総合型、オペレーション型、ダイレクトリクルーティング型、面接支援型の4種類に分類した図

ただし、「RPOを導入するか」を考える段階と、「どのRPO会社へ委託するか」を考える段階は分けて進めます。前者の、内製・外注・ハイブリッドのどれが合うかという判断軸は、採用改善の体制構築で確認できます。この記事で扱うのは、委託すると決めたあとの会社選びです。

採用代行・RPO会社を比較するときの6つの基準

会社ごとに強みが異なるため、少なくとも次の6項目を、すべての会社に同じ条件で確認してください。

採用代行・RPO会社を支援工程、得意職種、料金、採用チャネル、改善、支援体制の6項目で比較する図

1.どの採用工程まで任せられるか

最初に確認するのは支援範囲です。「RPO」という名称だけでは、どこまで任せられるのかは分かりません。

採用戦略、求人票作成、媒体選定、エージェント管理、スカウト、応募者対応、日程調整、面接、内定者フォロー、データ分析まで対応する会社もあれば、特定の工程に特化する会社もあります。

そのため、自社の採用工程を一覧にして、任せたい業務と社内に残す業務を先に決めてから、会社の支援範囲と見比べます。

2.自社が採用したい職種・採用区分の実績があるか

新卒の大量採用と、中途エンジニアのダイレクトリクルーティングでは、必要なノウハウが異なります。

「採用実績が豊富か」だけでなく、自社と近い業界、職種、採用人数、採用チャネルでの支援経験があるかを確認してください。

3.料金と契約条件を比較できるか

料金は月額固定、稼働時間、成果報酬、個別見積もりなど、会社によって決め方が異なります。

今回比較した10社の公式Webページを確認した範囲では、具体的な金額を確認できたのは「まるごと人事」と「PRO SCOUT」の2社でした。その他は個別見積もり、または金額非公開が中心です。

したがって、月額料金だけで判断しないことが重要です。同じ委託範囲・同じ採用人数・同じ期間で見積もりを取ることが必要です。具体的な条件は、後述の総委託コストの節で表にまとめています。

4.利用できる採用チャネルに強みがあるか

求人媒体、人材紹介会社、ダイレクトリクルーティング、採用イベントなど、RPO会社によって得意なチャネルは異なります。

特にスカウト採用では、送信件数だけでなく、媒体選定、候補者抽出、文面改善、返信率や面談化率の分析まで対応できるかを確認します。

5.レポートだけでなく改善まで行うか

採用数や応募数を報告するだけでは、RPOを利用しても自社の採用力は高まりません。

応募数、書類通過率、面接設定率、内定率、承諾率などからボトルネックを見つけ、求人票、媒体、スカウト、選考プロセスの改善まで支援するかを確認してください。

6.担当者と社内の役割分担が明確か

専任担当者が付くのか、複数人のチームなのか、実務を誰が担当するのかも確認します。

RPOプロジェクト150件を対象とした2021年の研究では、委託企業とRPO会社の知識共有や経営層の支援が、パートナーシップの質やプロジェクト成果と関係していました。海外研究のため日本企業へそのまま当てはめることはできません。ただ、「外注したら任せきり」ではなく、社内外で情報共有する体制が重要であることを示唆しています。

採用代行・RPO会社おすすめ10選を用途別に比較する

以下は2026年8月31日時点の公式公開情報をもとに、支援内容の異なる10社を比較したものです。順位ではなく、用途別に候補を選ぶための比較表です。

会社・サービス向いているケース主な支援範囲得意領域公開料金
マンパワーグループ採用全体を広く任せたい戦略、事務、媒体、スカウト、面接支援新卒・中途・アルバイト、大規模採用要見積もり
リクルートスタッフィング採用事務を大きく削減したいATS、候補者対応、日程調整、入社事務等新卒・キャリア・アルバイト要問い合わせ
パーソルキャリアRPO中途採用を戦略から改善したい戦略、チャネル、実務、データ改善中途採用個別設計
ネオキャリア大量採用・幅広い工程を任せたい戦略、媒体、スカウト、選考、面接等幅広い採用要見積もり
キャリタス新卒採用の事務局を強化したい新卒採用オペレーション中心新卒、大規模採用個別提案
トライアンフ面接負荷・面接品質を改善したい面接、評価基準、説明会、インターン等新卒・中途の面接要問い合わせ
まるごと人事成長企業で採用チームを補いたい設計、媒体、スカウト、候補者対応、改善成長企業、エンジニア等ライト月25万円+初期10万円
PRO SCOUTスカウト採用を強化したい媒体選定、候補者抽出、スカウト、分析エンジニア、営業、専門職等80時間40万円〜/120時間70万円〜
ダイレクトソーシング複数媒体のスカウトを改善したい戦略、媒体、スカウト、データ分析ダイレクトリクルーティング要問い合わせ
uloqo難易度の高い採用を上流から改善したい課題診断、戦略、スカウト、面接改善、分析IT・デジタル人材ほか個別見積もり

※料金・契約条件は変更される可能性があります。正式な見積もりは各社へ確認してください。

表では、「向いているケース」の列で自社の課題に近い会社を探し、「主な支援範囲」と「得意領域」で自社の採用区分に合うかを確かめます。「公開料金」の列は、金額が分かる会社が少なく、「要見積もり」「要問い合わせ」などの記載が中心のため、料金の比べ方は後の節で説明します。会社ごとの支援内容は、表と同じ順に説明します。

マンパワーグループ|採用工程全体を柔軟に委託したい企業向け

マンパワーグループは、新卒・中途・アルバイト採用に対応し、採用事務、コンサルティング、スカウト、面接官代行などを組み合わせられます。公式情報では年間5,000人以上の採用支援実績を公表しており、大規模採用や複数職種をまとめて支援してほしい企業の候補になります。

リクルートスタッフィング|採用オペレーションをまとめて減らしたい企業向け

リクルートスタッフィングは、採用オペレーションの設計から代行、改善まで対応しています。新卒・キャリア・アルバイト・パートを対象に、候補者対応やATS運用だけでなく、採用後の事務業務まで相談できます。最短5日での開始を掲げている点も特徴です。

パーソルキャリアRPO|中途採用を戦略から見直したい企業向け

パーソルキャリアRPOは中途採用に特化し、採用ブランド、人材要件、採用プロセス、チャネル、ATS、運用設計まで支援します。契約は年間を基本としつつ、固定型、成功報酬型、その組み合わせなど採用計画に合わせた設計が可能です。一方、採用判断そのものは企業側で行う方針を明示しています。

ネオキャリア|大量採用や複数工程の一括委託を検討する企業向け

ネオキャリアは、採用戦略から媒体選定、求人原稿、スカウト、応募者対応、面接、内定者対応まで幅広い工程を公開しています。国内5拠点、700席以上の採用代行センターを公表しており、業務量が大きい企業でも比較候補に入れやすいサービスです。

キャリタス|新卒採用の大量オペレーションに強いRPO

キャリタスは新卒採用アウトソーシングを中心とし、公式情報では30年以上、年間約400社の支援実績を公表しています。プロジェクトマネージャーとオペレーションリーダーを基本とする体制を示しており、新卒採用の応募者管理や事務局業務を安定運用したい企業に向いています。中途採用の代行にも対応しています。

トライアンフ|面接工程を切り出して委託したい企業向け

トライアンフは、採用支援の中でも面接代行を明確に打ち出しています。新卒・中途の一次から最終面接、カジュアル面談、グループディスカッション、会社説明会、インターンシップなどに対応し、評価基準の設計や模擬面接も行います。面接工数と面接品質の両方を改善したい企業の候補です。

まるごと人事|成長企業で外部の採用チームを持ちたい企業向け

まるごと人事は、設計、媒体選定、スカウト、候補者対応、エージェント管理、数値分析、改善までを月額制で支援しています。公式情報では650社以上の支援、180媒体以上の運用実績、契約継続率95%以上を公表しています。ライトプランは月額25万円、初期費用10万円です。

PRO SCOUT|ダイレクトリクルーティングを強化したい企業向け

VOLLECTのPRO SCOUTは、スカウト採用に特化したサービスです。媒体選定から候補者抽出、スカウト配信、ATS登録、日程調整まで対応しています。料金は、80時間プランが月額40万円から、120時間プランが月額70万円からと公式ページで公開されています。

ダイレクトソーシング|複数媒体をデータで改善したい企業向け

ダイレクトソーシングは、ダイレクトリクルーティングの戦略と運用を中心に支援しています。公式情報では40種類以上の採用媒体、60万件以上のスカウトデータ、300社以上の支援実績を公表しています。週次レポートによる分析・改善も特徴です。

uloqo|採用課題の診断から改善まで任せたい企業向け

uloqoは、採用課題診断、エージェント運用、スカウト、面接・クロージング改善、データ分析、AI活用までを扱う戦略型RPOです。延べ500社以上の支援実績を公表し、IT・デジタル人材の採用にも強みを示しています。週次定例やレポートを含め、改善を継続したい企業に向いています。

料金を比較するときは「月額」ではなく総委託コストを見る

10社を見比べて候補を3〜5社に絞ったら、次は料金です。RPOの料金は、月額だけで判断しないことが重要です。あわせて、RPO料金に社内に残る工数と追加費用を加えた総委託コストで比べます。

比較したRPO10社のうち具体的な公開料金を確認できた2社と、RPO料金・社内工数・追加費用から総委託コストを比較する考え方

たとえば同じ「月40万円」でも、候補者抽出までなのか、スカウト送信、候補者対応、ATS入力、レポート、改善提案まで含むのかによって、社内に残る工数は変わります。

そこで、見積もりを依頼するときは、次の条件をそろえてください。

比較項目見積もり時にそろえる条件
採用人数月・四半期・年間の目標人数
求人数同時に運用するポジション数
委託工程戦略、媒体、スカウト、候補者対応、面接等
採用チャネル求人媒体、人材紹介、スカウト等
稼働量月間時間、スカウト通数、候補者数
レポート頻度、KPI、改善提案の有無
契約最低利用期間、初期費用、追加費用、解約条件

見積金額と一緒に「RPO導入後も社内で何時間必要か」を確認すると、実際のコストを比較しやすくなります。

RPOへ任せても、社内に残したほうがよい業務は何か

外注範囲を広げれば、必ず成果が高まるわけではありません。

特に、採用したい人物像、会社として何を魅力として伝えるか、最終的な採用判断などは、自社が主体になったほうが継続的な採用力につながります。

候補者との接点も確認が必要です。海外のシナリオ研究では、RPOの範囲が広がることが応募者の反応や入社受諾意向にマイナスに働く可能性が示されました。一方、企業とRPO会社のイメージの適合は応募者の反応とプラスの関係を示しています。日本企業を直接調査した研究ではありませんが、候補者対応まで委託する場合に「自社らしいコミュニケーションが再現されるか」を確認する材料になります。

そこで、RPO会社には、対応スピードだけでなく次の点も確認してください。

  • 候補者へのメールやスカウトのトーンをどう統一するか
  • 面接・面談時に企業の魅力をどう伝えるか
  • 候補者から得た情報を社内へどう共有するか
  • 採用データや改善ノウハウを契約終了後に引き継げるか

採用代行・RPO会社の選定は5ステップで進める

選定は、先に自社の工程と外注範囲を決め、そのあとで会社を比べる順に進めます。会社から選び始めると、何を基準に比べるかが定まらないためです。

採用工程の棚卸しから3〜5社への提案依頼、実績確認、KPI設定までのRPO会社選定5ステップ

STEP1.現在の採用工程を一覧化する

まず「戦略」「母集団形成(採用候補者を集める取り組み)」「応募者管理」「選考」「内定・入社」「分析・改善」に分け、それぞれの担当者と月間工数を書き出します。

STEP2.外注する工程を決める

一覧ができたら、単に忙しい業務を外注するのではなく、社内に残すべき意思決定と、外部へ任せられる実務を分けます。

STEP3.同じ条件で3〜5社へ提案を依頼する

会社ごとに異なる条件で見積もりを取ると、比較できません。

次の6項目を共通条件として渡してください。

  • 採用人数
  • 職種
  • 期間
  • 委託範囲
  • 使用媒体
  • 必要なレポート

STEP4.実績ではなく「自社と近い実績」を確認する

「累計○社」だけではなく、自社と近い業界、職種、採用人数、採用チャネルで何を改善したかを確認します。

可能であれば、初回提案時に次の質問を行います。

質問確認できること
同じ職種・規模の支援事例はあるか自社との適合性
最初の30日で何をするか立ち上げ力
毎週・毎月どのKPIを見るか改善力
数値が悪い場合に何を変えるか提案力
実務担当者は誰か体制の実態
契約終了時に何を引き継げるか内製化・ノウハウ蓄積
追加費用が発生する条件は何か総コスト

右の列は、各質問で確認できることです。回答が抽象的なときは、具体的な事例や数字を求めてください。

STEP5.月次の成果確認方法まで決めて契約する

契約前に、月次で何を確認し、何を改善対象にするかを決めます。「応募数が増えたか」だけでなく、書類通過率、面接設定率、選考速度、内定率、承諾率、採用単価なども対象にします。

RPOは外注契約として終わらせず、採用改善プロジェクトとして運用したほうが、成果を評価しやすくなります。

候補者対応や募集を委託するときは、法令上の扱いも確認する

採用代行では、委託内容によって職業安定法上の扱いを確認すべき場合があります。

厚生労働省は、求人・求職の申込みを受けて雇用関係の成立をあっせんする行為を「職業紹介」とし、一定の行為では職業紹介事業の許可等が必要になると整理しています。また、職業安定法第36条には委託募集に関する規定があります。

すべてのRPO業務が職業紹介や委託募集に当たるという意味ではありません。契約する業務の内容によって扱いが異なるため、候補者の選別、連絡、面接、募集行為まで任せる場合は、RPO会社へ役割分担と必要な許可・制度対応を確認してください。

まとめ

採用代行・RPO会社は、「おすすめランキング」の上位から選ぶのではなく、自社がどの採用工程を任せたいかを決めてから比較します。

比較で確認したいのは、支援工程、得意職種、料金、採用チャネル、レポート・改善、支援体制の6つの基準です。

戦略から任せたいのか、採用事務を減らしたいのか、スカウトを強化したいのか、面接を切り出したいのかによって、候補は変わります。

最初の一歩は、自社の採用工程と工数を整理し、どの業務を任せるかを決めることです。そのうえで、同じ条件で3〜5社から提案を受ければ、「安い会社」ではなく「自社の採用課題を解決できる会社」を選びやすくなります。

参考文献・データ元

この記事で参照した情報を確認できます。

‹ 親記事: 採用改善の体制構築、何から着手すべきか?内製・外注・ハイブリッドの判断基準と進め方

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