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Googleコアアップデートとは?確認方法と順位変動時の見方

部署:マーケティング担当者部署:経営者・責任者レベル:基礎知識
ノートPCの折れ線グラフを確認しながら、手帳に書き込む様子と、「更新後の順位をどう見る?」の文字

「Googleの更新があったあとに、検索順位が下がっていた。すぐに記事を直したほうがいいのだろうか」。そんな場面で、対応を迷っているWeb担当者の方は多いのではないでしょうか。 結論から言うと、最初にすることは、記事の修正ではなく、更新の展開(変更が少しずつ検索に反映されていくこと)が終わったかどうかの確認です。Googleは、展開の完了を確認し、完了後に1週間以上待ってから、展開が始まる前の1週間と現在の週を比べるよう案内しているためです。展開の途中は順位が落ち着かないことがあるため、途中の数字だけで判断しないほうが安全、というのは当社の考えです。 コアアップデートは、Googleが検索の仕組みに加える、重要で大規模な変更で、年に数回行われます。特定のサイトやページを狙ったものではありません。この記事を読めば、実施状況の確認先、順位の比べ方、下がり方に応じた対応、回復の見通しが分かり、更新後の順位をいつ、どう見て、どう動くかを判断できます。

コアアップデートとは|検索の仕組みを広く見直す変更

コアアップデートは、Googleが検索のアルゴリズム(検索結果の順位を決める計算の仕組み)とシステムに行う、重要で大規模な変更です。Googleは、検索する人にとって有用で信頼できる結果を返すために行う更新だと説明しています。ほとんどのサイトでは、コアアップデートを気にかける必要はなく、行われたことに気づかない場合もあるそうです。

コアアップデートは、特定のサイトを狙った措置ではなく、検索の仕組みそのものに手を入れる変更です。そのため、自社が何も変えていなくても、順位が動くことがあります。順位が下がったというだけで、サイトに問題があると決まるわけではありません。

押さえておきたい点は、次の3つです。

年に数回行われ、実施はGoogleが告知する

Googleは、コアアップデートを年に数回行うとしています。実施は、Google検索ステータスダッシュボード(Search Status Dashboard。検索の更新や障害の状況をGoogleが公開しているページ)の、ランキング更新履歴で告知されます。

告知されない小さな更新もある

Googleは、広く認識されない小さな更新は発表しないとしています。ダッシュボードに載っていない時期の順位変動も、自社の変更によるものと決めつけないほうが安全です。

スパムアップデートなどとは別の項目で扱われる

ダッシュボードには、コアアップデートとは別に、スパムアップデート(検索結果を不正に操作する行為への対策)やDiscoverのアップデート(Googleがおすすめの記事を表示するDiscoverに関する更新)が、別の項目として載っています。ダッシュボードには更新の名前と期間が載るだけで、対象範囲の詳しい説明はありません。たとえば2026年3月は、スパムアップデート(3月24日開始)とコアアップデート(3月27日開始)の時期が近くなっています。順位の変動を調べるときは、どの更新の期間に当たるかを分けて確認します。

実施状況の確認先|Google検索ステータスダッシュボードで開始と完了を見る

開始日と完了の記載を確認し、順位が動いた日と照らし合わせ、完了の記載が出るまでは結論を出さない、という3段階の確認の流れ

コアアップデートの実施状況は、開始日と完了の記載を確認し、順位が動いた日と照らし合わせます。

コアアップデートが実施中か、完了したかは、Google検索ステータスダッシュボードで確認します。ランキングの項目には、更新ごとに、開始日と、展開にかかった期間(開始から終了までの期間)が記載されています。直近の例は次のとおりです。

更新(ダッシュボード上の英語表記)開始日展開にかかった期間
2025年12月のコアアップデート(December 2025 core update)2025年12月11日18日2時間
2026年3月のコアアップデート(March 2026 core update)2026年3月27日12日4時間
2026年5月のコアアップデート(May 2026 core update)2026年5月21日11日21時間

出典:Google検索ステータスダッシュボード(2026年10月28日に確認)。一覧に終了日の記載はなく、期間のみが載っています。

2026年3月のコアアップデートの個別ページでは、開始時に「展開の完了までに最大2週間かかることがある」と告知され、2026年4月8日に「展開は4月8日時点で完了した」と更新されています。更新が終わったかどうかは、このように、個別ページの更新履歴で確認できます。

確認の流れ

  1. ダッシュボードで、該当する更新の開始日と、完了の記載を確認する
  2. 順位や流入(検索経由の訪問)が動いた日が、その更新の期間内か、前後かを照らし合わせる
  3. 完了の記載が出るまでは、結論を出さない

展開の途中で順位の良し悪しを判断せず、完了を確認してから比べるのが安全です。これは上の手順を踏まえた当社の補足です。

順位が下がったら、最初にすること|完了後1週間待ち、展開前の1週間と比べる

2026年3月のコアアップデートの日付に当てはめ、展開前の1週間、展開期間、完了後の1週間の順に並べ、展開前の1週間と完了後の1週間を4月16日以降に比べることを示した時系列図

展開前の1週間と、完了後の1週間(現在の週)を比べます。日付は当社の当てはめ例です。

順位が下がったときに最初にすることは、修正ではなく、比べる準備です。Googleは、コアアップデートの影響を調べる手順を、次のように案内しています。

  1. 展開が完了したことを、ダッシュボードで確認する。開始日と終了日をメモしておく
  2. 完了後、1週間以上待つ
  3. Search Console(Googleが無料で提供している、自社サイトの検索での表示回数や順位を確認できるツール)で、展開が始まる前の1週間と、現在の週を比べる。比べる指標は、クリック数、表示回数、平均掲載順位(検索語ごとに自社が表示された最上位の順位を取り、それらを平均した値。Search Consoleの公式説明による)が目安です(当社の補足)
  4. ウェブ検索、画像、動画、ニュースなど、検索の種類を分けて、どこで変動があったかを見る

完了を待たずに比べると、展開の途中の揺れを、そのまま変動として読んでしまうおそれがあります(当社の補足)。Googleは、検索の種類を個別に分析すると、ウェブ検索、画像検索、動画モード、ニュースタブのどれで減少が起きたかを把握できると説明しています。

2026年3月のコアアップデートに当てはめた例

上の手順を、2026年3月のコアアップデートに当てはめると、次のようになります。日付の割り当ては、Googleの案内を本記事で当てはめた例で、完了後の1週間を「現在の週」として、展開前の1週間と比べています。

項目日付
展開の開始2026年3月27日
展開前の1週間(比較の基準)2026年3月20日〜3月26日
展開の完了2026年4月8日
完了後の1週間(待つ期間であり、比べる「現在の週」の例)2026年4月9日〜4月15日
比べ始める日2026年4月16日以降(4月15日までのデータがそろってから)

ダッシュボードの個別ページの時刻は、米国太平洋時間で記載されているため、日本時間では日付がずれることがあります。開始日と完了日の当日を比較から外すと、更新中のデータが混ざりにくくなります。これは当社の提案です。

記事を修正すべきか、様子を見るべきか|下がり方で判断する

順位の低下が小さい場合は大きく変えなくてよく、大きく続く場合はサイト全体を見直し、どちらの場合もその場しのぎの修正を避けることを示した分岐図

低下の大きさで見方が分かれます。数字の例はGoogleの文書にあるものです。

SEO(検索結果で見つけてもらうための取り組み)の担当者は、順位が下がると手を打ちたくなりますが、迷ったときは、下がり方の大きさで判断します。Googleは、順位の低下が小さい場合と大きい場合で、対応を分けて案内しています。次の表の数字は、Googleの文書が挙げている例です。

状況例(Googleの文書)見方
順位が少し下がった2位から4位すでに評価されているページを、大きく変えなくてよい
順位が大きく下がり、その状態が続く4位から29位サイト全体(個々のページだけでなく)が、有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツ(検索した人の疑問に答え、必要な情報を見つけやすい内容)を提供できているかを確認する

少し下がっただけなら、すでに評価されているページを大きく変える必要はなく、様子を見て構いません。大きく下がり、その状態が続くなら、個々の記事の手直しだけで済ませず、サイト全体を見直します。いずれの場合も、その場しのぎの修正は避けます。

順位が大きく、継続的に下がったときの進め方を、Googleの案内に沿って整理します。順位が急に落ちた直後の、原因の切り分け手順は、SEO順位急落の初動対応方法で扱っています。

最初に確認すること

  • 個々のページだけでなく、サイト全体が、検索した人の疑問に答える、信頼できる内容になっているかを確認する。たとえば、記事ごとに「検索した人の疑問に答えているか」を見て問題を記録し、共通する欠点(情報が古い、答えが見つけにくい、など)を探します(当社の例)
  • 客観的になるよう努め、サイトと無関係な信頼できる第三者に評価してもらってもよい
  • 最も影響を受けたページを評価し、ウェブ上に、検索する人にとってもっと役に立つページがほかにないかを確かめる。影響を受けたページは、Search Consoleでページ別にクリック数や平均掲載順位を比べて探します(当社の補足)

避けたい対応と、取りたい対応

区分内容
避けるSEOに悪影響があると耳にした、といった理由でページの要素を削除する「その場しのぎの修正」
取る利用者のためのコンテンツを改善する。たとえば、文章や構成を見直して、読みやすさや探しやすさを高める(当社の例示)
最後の手段コンテンツの削除。修正不可能と判断した場合にのみ検討する(詳しくは表の下)

サイトのセクション(カテゴリなど、まとまった領域)の削除を考えているなら、そのセクションが利用者のためでなく、検索エンジン対策を第一に作られていた可能性がある、とGoogleは説明しています。その場合は、有益性の低いコンテンツを削除すると、有益なコンテンツのパフォーマンス(検索での成果)が向上する可能性もあります。

回復の見通し

Googleは、サイトに加えた変更の効果について、数日で出るものもあれば、数か月かかるものもあるとしています。数か月かかるのは、サイト全体が、長期にわたって役立つ信頼できる情報を提供しているかを、Googleのシステムが確認するためです。数か月たってもまだ効果が見られない場合は、次のコアアップデートまで待つ必要があるかもしれません。

一方でGoogleは、改善の効果を確認するために、必ずしも大規模なコアアップデートを待つ必要はないとも説明しています。ただし、変更を加えても、検索結果に目に見える変化が出るとは限りません。Googleも、検索結果は常に変わるものだと説明しています。記事を書き換えた場合の効果をいつ判断するかは、SEO記事のリライト効果はいつ判断する?で別に整理しています。

まとめ

コアアップデートは、Googleが年に数回行う、検索の仕組みの大規模な変更で、特定のサイトを狙ったものではありません。実施状況はGoogle検索ステータスダッシュボードで確認でき、順位の影響は、完了後に1週間以上待ち、展開前の1週間と現在の週を比べて判断します。

小さな低下なら抜本的な対策は不要で、大きな低下なら、その場しのぎの修正ではなく、サイト全体を利用者の視点で見直します。判断は、次の3つの順で進めます。

  • ダッシュボードで、更新が完了したかを確認する
  • 完了後に1週間以上待ち、展開前の1週間と現在の週を比べる
  • 下がり方の大きさで、様子を見るか、サイト全体を見直すかを決める

改善の効果が出るまでには、数日から数か月かかることがあり、順位の回復は保証されません。この順で進めると、実施中の揺れに振り回されずに判断できます。SEOの効果測定の全体像は、SEOの効果測定と改善方法で整理しています。

参考文献・データ元

この記事で参照した情報を確認できます。

‹ 親記事: SEOの効果測定と改善方法|見るべきKPI・CTR低下・検索流入減少の原因まで解説

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